死ぬときは銭湯の中で前のめりに死にたい

銭湯やサウナへの愛についてゆるく語ります

銭湯日記⑤~サービス精神旺盛な交互浴の聖地「小杉湯(高円寺)」

こんにちはポンスケです。

 

毎日寒いですね、こんな時期はなるべく外に出たくない。

お休みなら家で布団やこたつにくるまっているに限ります…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

馬鹿野郎!

こんな時こそ銭湯に行くんだよ!

 

 

取り乱してすみません、しかしこんな日こそ皆様には銭湯で

身も心も温かくなってほしいという切なる願いから取り乱してしまったのです

 

そんなわけで今回ご紹介させてもらうのは

高円寺駅から商店街を抜けること徒歩約5分のこちら小杉湯(高円寺)さんです。

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この銭湯マニアの心をくすぐる面構えよ。
創業84年の老舗銭湯でございます。

 

都内でも屈指の名銭湯と名高いこちらの銭湯、とにかく人気が半端ない!

平日休日お構いなしに、いつ行ってもにぎわっているし、何より客層が広い。

 

近所の高齢者や、小さな子連れの夫婦、ネットで噂を聞き付けたであろう

自分と同じく銭湯マニアっぽい若者など、多種多様な人々に愛されています。

私も数か月に1回は訪れる行きつけの銭湯の一つであります。

 

とはいえここは今はやりのデザイナーズ銭湯とかではなく

ごく一般的な造りの銭湯。いったい何がそんなに愛されているのか?

今回はそんな小杉湯のすばらしさを徹底解剖いたします。

 

 

 

 ①甘い香りとしっとり肌触り…名物ミルク風呂

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画像:小杉湯公式HPより

 

小杉湯といえばなんといってもこちらのミルク風呂!

市販でない特別なミルクの入浴剤を使っているといい、

お風呂に入るとほのかに練乳のような甘い香りが広がります。

 

お湯の肌触りはしっとりとして、肌のお手入れなど興味のない僕でも

「これめっちゃ肌にいい奴やんけ!」と一発でわかるほど。

温度はややぬるめで、冬場はまずこちらの湯で冷えた体をゆっくりと温め、

乾燥肌に潤い成分を取り戻すのがおすすめです。

ちなみに昔は本当に牛乳入れてたらしい。

 

 ②交互浴の聖地で堪能する熱湯と水風呂

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画像:小杉湯公式HPより 右が日替わりの熱湯 左が水風呂 

 

小杉湯にはサウナはないが水風呂があります。

設計ミスではないです。これは以前リニューアルの際におかみさんの判断で

導入したそうでだそうで、ご主人はサウナもないのに

水風呂設置するのに反対だったらしいです(普通そうだ)。

それが今じゃ交互浴の聖地なんて呼ばれるようになったんだから

夫婦関係の上下は決定したようなものでしょう。

 

まあ、交互浴自体は別に他の銭湯でもできるんですが

なぜ小杉が交互浴の聖地なのでしょうか?

様々な要因があると思いますがざっくりまとめるとこんな感じでしょうか

 

▼熱湯の温度が絶妙!かつ日替わりで色んなお風呂になるので毎日来ても飽きない

▼ぬるめ(ミルク風呂)→並(ジェットエステバス)→熱め(日替わり風呂)

 と3段階の熱さの湯船が揃っているため初心者から玄人まで楽しみやすい。

▼井戸水を浄化した自然回帰水を使っているので肌触りが良い。

 しかもかけ流しで衛生的。

 

このようにシンプルながらも銭湯好きの心をくすぐるありがたいポイント

揃っているんですね。

 

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画像:小杉湯公式HPより

 

ちなみにジェットエステバスも週替わり風呂となっています。僕の行った日は

たしかヒノキでした。

つまり3つの風呂全てが

薬湯(入浴剤や果物の時も)という贅沢仕様。

いつ来ても違ったお風呂を楽しめるわけです。

そりゃ流行るわけだわ。

 

③細かなサービスがじわじわ効いてくる

とにかく細かいサービスが行き届いてます。

清潔なのはもちろん、フェイスタオルは無料で貸し出ししてますし、

バスタオルも40円で貸し出しと格安。

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 また待合室には非常にたくさんの漫画が置いてあり、

地元のアーティストの作品などが飾られるギャラリーにもなっています。

 

また浴室内と脱衣所なので写真はありませんが、ドライヤーはいいやつ使ってたし

シャンプーもいいやつって書いてました(うろ覚え)。

 

 

④イラストがいい感じに癒される

こちらの銭湯は銭湯図解という作品で有名な

イラストレーター塩谷歩波さんが番頭をされていることでも有名で

場内のあちこちにその作品(注意書きやパンフなど)があります。

 

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画像:小杉湯インスタグラムより 小杉湯の銭湯図解 パンフレットにも載ってる。

細かい解説が銭湯マニアの心わしづかみ。

 

ちなみにこの図解は依然紹介した萩の湯の炭酸泉でも見られます。

sentodaisuki.hatenablog.com

 

 

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画像:小杉湯インスタグラムより 交互浴の入り方の解説。
交互浴への深い愛情と若干の狂気を感じさせる素晴らしい作品。

水風呂の壁に貼ってあります。

 

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画像:小杉湯インスタグラムより

こういう注意書きみたいのも丁寧なイラストになっていると嫌味にならずいい感じ。 

 

そんなこんなでいろいろ書きましたが、

小杉湯は広さや施設の新しさこそないものの、

限られたスペースを如何に有効活用するかと

入浴者のニーズに如何に応えるかが(どうやったら行きたくなるか)が

本当によく考えられている銭湯だと思いました。

 

これはマジで他の銭湯経営者の方々にも参考にしてほしい銭湯です

お金をかけて大幅なリニューアルをしなくてもまだまだやれることはあると

実際にお客さんを呼び込んで示している非常に貴重な銭湯モデルだと思います

 

銭湯の数が急激に減ってきている現代において

こういう力強さを持った老舗銭湯があるのはとても力強いですね。

 

それから高円寺は粋な飲み屋がたくさんあるので

銭湯メシにもおすすめなスポットですよ~

 

<今回紹介した施設>

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小杉湯

杉並区高円寺北3-32-2

入浴料金 大人460円、中人180円(小学生)、
       小人80円(幼児)

営業時間 夕方3時30分から深夜1時45分まで

 

定休日 毎週木曜日

 

 

おまけ

 

今回の施設にはサウナがなかったのでサウナのお話。

なんとキティちゃんがサウナの入り方を紹介する動画が話題になっているようです。

www.youtube.com

 

とりあえず中の人がガチすぎです。

なぜハローキティでこれをやろうと思ったのか…企画意図が謎…。

 

しかし意外にもコメント欄を読んでみると

ほとんどの人が普段サウナに行かなそうな人なのに(そりゃそうだ)

「行きたくなった」「今度やってみよう」みたいなコメントが多いこと。

もちろん説明がわかりやすいということもありますが、

キティちゃんのインフルエンサーとしての力恐るべしといったところですね。

 

是非私も一人でも銭湯やサウナに行きたくなるような文章を

書けるようになりたいものです。

ではまた。

 

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