死ぬときは銭湯の中で前のめりに死にたい

銭湯やサウナへの愛についてゆるく語ります

長崎出張編③世界三大夜景を望む「稲佐山温泉ふくの湯」

こんにちわ、ポンスケです。

前回、前々回とお送りしてきた長崎出張編も今回でラスト。

 

 

たった3回なのに2回目から佐賀に浮気するという

ゲスっぷりでお送りしてきましたが、最後はやはり長崎で〆たいと思います。

 

そんなわけでやってきたのは夜の稲佐山

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新世界三大夜景にも選出された長崎の夜景!

まあ世界三大はどう考えても言いすぎですが、

それでも日本有数の美しい夜景ポイントであることに異論はありません、

実はこの夜景、有名な稲佐山の展望台ではなく、

稲佐山の中腹にある施設の駐車場から撮ったもの。

 

それこそが今回の旅を締めくくるこちらの施設

稲佐山温泉ふくの湯です。

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恐らくは長崎市内では唯一といってもいい大型の入浴施設(スーパー銭湯)。

入り口を見てもらえればわかるように、この日は日曜日だったので

とても混んでいました。が、それもあまり気にならないくらい館内や浴場は

広々としていました。

 

浴槽も充実のラインナップ

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画像:ふくの湯公式HPより
今やスーパー銭湯には欠かせない炭酸泉。

人気&低温で長く入っているゆえに混みがちという欠点もありますが、

ふくの湯の炭酸泉は広々としてキャパが大きいのでその心配も少ないです。

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画像:ふくの湯公式HPより

内湯の主浴槽は天然温泉。電気風呂併設なのも地味にうれしいポイントです。

 

そして何よりこの施設の最大の売りは露天の圧倒的眺望。

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画像:ふくの湯公式HPより

朝昼夕、そして夜景と刻々と変わる長崎の街並みを一望できるのです!

稲佐山の展望台より位置は低いですが、正直稲佐山の展望台は

”美しい景観”というよりは”高い”っていうのを楽しむ場所でもあると思うので、

純粋に美しさで言ったらここは

長崎の夜景が美しく見られるベストに近いポジションとさえ自分は思っています。

 

しかしそれゆえに…それゆえにどうしても納得がいかんことがあるのです。

 

それは…

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画像:ふくの湯公式HPより

いや、テレビいらんやろ!

なんで堂々とベストポジションに収まっとんねん!

テレビじゃなくて景色を見せろや!風情台無しかよ!

 

すみません、取り乱しましたかがこれは本当にいかんと思うのです。

そもそも僕は浴場やサウナにテレビは反対派なのですが、

それでもまだ、殺風景になりがちなサウナとか内湯、

もしくは露天でも景観が楽しめないような街中の銭湯とかは別に

あってもいいと思うし、見たい人の気持ちもわかるんです。

実際サッカーや相撲なんかやってると盛り上がりますしね。

 

でもここはせっかくの眺望という圧倒的な武器があるにも関わらず

それを殺すような配置は納得がいきません。

ついでに言うと、安全の為とは言え正直ガラスばりの手すりも

高さが中途半端で邪魔です。せっかくの景色が

これでは露天の中で立ち上がった不自然な体制でしかちゃんと見えません。

(休憩の椅子からも見えないことはないですが…)

 

ここら辺は同じように眺望を売りにしている

山梨のほったらかし温泉とか別府の杉乃井ホテルの棚湯なんかは

うまく段々畑な構造で見やすく、また地形の持ち味も活かして

造っているのでこれは正直残念です。

誰か設置の段階で反対する者はいなかったのか…

 

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画像:杉乃井ホテル公式HPより

※参考までに杉乃井ホテルの棚湯。

階段上の構造になっており、下の街並みや海がどこからも見下ろしやすい。

また、先頭部分は寝湯になっており、寝転がると温泉と地平線が

一体になるよう見える。もちろん遮るものもない。

※のぞきこめばわかるけどちゃんと落ちないように安全対策はされている。

 こういう余計な部分が景色を見ている分には見えないように工夫されている。

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画像:ほったらかし温泉公式HPより

一方のこちらはほったらかし温泉

こちらも階段状になっているが、より地形を活かしたワイルドな造り。

正面の木々が”山から街を見下ろす”というシチュエーションを引き立てている。

 

とまあ、ついつい悪いところ書いてしまいましたが、

夜景は下の回のビュッフェレストランからも見えますし、

(むしろ全面ガラス張りのこちらの方が見やすい)

他の浴槽は充実していて総合的に見れば

長崎最高峰のスーパー銭湯であることは間違いないでしょう。

 

露天には他にも”壺湯”や”寝湯”なんかもありますし

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画像:ふくの湯公式HPより

 

また、サウナも3種類と大変充実しています。

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画像:ふくの湯公式HPより

一番大きくて高温、テレビ付きのスタジアムサウナ

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画像:ふくの湯公式HPより

サウナの構造上、冷たくなりがちな足元が足湯になっているのがうれしい、

蒸気であったまるスチームサウナ

 

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画像:ふくの湯公式HPより

美肌効果のある、じっくりあったまる系サウナの塩サウナ

 

また車がないとアクセスしづらい位置ですが、

30分おきくらいにながさきえきからも無料の巡回シャトルバスが出ているので

レンタカー無しでも訪問可能です。

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露天に改善の余地はあるものの、総合的には素晴らしい施設であるふくの湯。

長崎市内の観光の際には是非ともお勧めです!

 

<今回紹介した施設>

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稲佐山温泉 ふくの湯

長崎県長崎市岩見町451−23

 

【営業時間】

■月~木・日
9:30~翌1:00 (最終受付 翌0:30)
■金・土・祝前日
9:30~翌2:00 (最終受付 翌1:30)

 

【料金】

 大人:800円

3歳~小学生まで:400円

岩盤浴:800円

※その他セットプランも有

 

おまけ

 

さてさて、今回で長崎出張編もラストになりますので

最後に長崎で食べた名物料理をおいしかった順にランキングで紹介。

 

5位:食べるミルクセーキ(レストラン エアポート)

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甘々なミルク飲料、ミルクセーキをかき氷とシャーベットの

中間みたいな触感にした長崎の名物。長崎の空港で食べました。

甘すぎる。この甘さでこの量は多すぎ…

 

4位:ちゃんぽん(老李 新地中華街本店)

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 中華街の有名店で食べた、ご存じ長崎名物。なんで中華街?と思う方も

いるかとは思いますが、元々長崎のちゃんぽんは福建省から伝わったものを

ベースにしているのである意味本場です。

しかし食べた感想としてはリンガーハットと変わらんなあ…」

 まあ、このお店自体ちゃんぽんが有名というよりは水餃子とかが有名な

お店だったんでこんなもんかもしれませんが…

リンガーハットもおいしいですけどね。

 

3位:角煮かつ(勝鹿)

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 長崎名物の角煮をカツにして揚げたカロリーモンスター

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 断面も油の塊にしか見えませんが、からしや玉ねぎのソースと一緒に食べると

割とさっぱりと食べれます。お酒にもご飯にも合う優秀な一品。

 

2位:地獄炊き(五島うどん つばき)

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長崎は五島列島発祥の「五島うどん」。

そのうどんをあっつあつの窯でゆで上げたのがこの「地獄炊き」。

うどんというにはかなり細い麺ですが、それゆえに重くなく

さっぱりといただけます。

つけ汁は玉子と醤油か、トビウオから取った「あご出汁」かの2種類。

とくにこのあご出汁はさっぱりしていながら風味が濃厚

めちゃくちゃうまかったです。

 

1位:カステラ(福砂屋

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そしてまさかの1位は長崎が誇る名スイーツ「カステラ」。

正直カステラなんてどこでもいっしょと思っていたのですが、

ここ福砂屋のカステラはマジでうまいです

もともと小さい2切れ入りのを現地でのおやつ程度に勝ったのですが

あまりにもおいしかったためお土産用のサイズも急遽購入。

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早速2切れつまんでしまいましたが、元々は10切れ入り。

つまんだせいで端っこが欠けていますが、ミキサーなどを使わない

職人の手わざにこだわっているというカステラは非常に奇麗な焼き上がりです。

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そして長崎カステラといえばやはりザラメ

ザラメはとても溶けやすいので、

のせていても時間がたって溶けちゃってる店も多いのですが、

福砂屋のカステラはたっぷり入っているのでちょっとやそっとじゃ解けません。

 

味はとても濃厚、克、けっして甘すぎず飽きの来ない味。

生地はしっとりとしていて、焼き菓子にありがちな

口中の水分を奪われることもなく、いくらでも食べられそうです。

また、なんといってもここのザラメは非常きめ細やかで

じゃりじゃりしていないサクッとした触感。

この歯触りがなんとも言えず病みつきになります!

長崎土産に是非とも一押ししたい一品でした。

 

 

3度に渡りお送りしてきました、長崎出張編いかがでしたでしょうか?

本当はもっと小さな街銭湯とか、個人経営の秘湯ならぬ秘サウナなんかも

行きたかったのですが今回は断念。

しかしある意味、行きたいところが残っているというのはそれだけで

次行った時のモチベーションに繋がる(もちろん仕事のですよ)ので

それはそれでいいことかなと思います。

 

仕事柄出張は多い方なので、またどこかに行った際には

ぜひ皆さんに全国の銭湯、温泉、サウナなどご紹介できればと思います。

ではまた。

 

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