銭湯日記(15)~東京黒湯激戦区の看板的銭湯「蒲田温泉(大田区・蒲田)」
こんにちはポンスケです。
今宵やってきたのは東京大田区の蒲田!
大田区といえば都内最大の銭湯数(去年のデータでは実に39軒!)
を誇る都内屈指の銭湯激戦区。
中でも蒲田の名物は”黒湯”。
まあ都内では黒湯自体は珍しくない…というか温泉銭湯を
名乗っている所の大半は黒湯だったりするのですが、
それでもこの蒲田に関しては”黒湯”で検索すると、銭湯やSPA含め
周辺で6軒もヒットするというちょっと他の地域ではみられない
ほとんど温泉街みたいな有様です。
※「蒲田 黒湯」のGoogleマップ検索結果
ついでに「蒲田 銭湯」で検索するとこんな感じ
多すぎ。
そんな蒲田の中でも看板の一つと言えるのが
駅から徒歩10数分ほどの位置にある
こちらの蒲田温泉さんです。
昭和12年創業のこちらは都内でも老舗の有名銭湯の一つ。
銭湯好きなら行かずともこの真っ赤なアーチ看板を
一度は目にしたことはあるのではないでしょうか?
ちなみに上記看板に比べるとやや知名度の低い?建物の入り口はこんな感じ。
意外と普通のアパートみたいな感じ。ここにも蒲田温泉の文字がありますね。
画像:蒲田温泉公式HPより
浴室はやや年季を感じさせるタイル造り。縦長構造でカランが並んでおり、
奥に湯船があります。
画像:蒲田温泉公式HPより
こちらが名物の黒湯!都内有数の濃さと言われており、
数センチ沈んだらもう何も見えません。めちゃくちゃぬるぬるしておりますが
匂いはそんなにしませんでした。きっとこれだけ濃ければ効能も
凄いんでしょう(多分)。
それにしてもこのお風呂、濃さもさるほどながら温度が尋常じゃありません。
低温、高温とありますが、低温で43度くらいと、他の銭湯なら
十分高温をうたっていいくらい熱く、
高温に至っては47度オーバー(日によるかも)と、
もはや湯につかるというより、煮込まれるといったほうがいいレベルです。
私も都内ではかなりの銭湯に行ったので熱いのは慣れっこ
(基本都内の歴史ある銭湯は熱いとこが多い)なのですが、
今回ばかりは足先だけでギブアップしました。
というか、他のお客さんも大抵高温湯には手先などをつけるだけで
やばさを感じ取り、低温湯に入っていたわけですが、一人常連らしきおじいさんは
平気な顔して煮込まれていたのには驚きました。
もはやこのおじいさんの出汁とか出てるんじゃないのか?
画像:蒲田温泉公式HPより
ちなみに黒湯伊賀にも電気風呂や超音波風呂なんかもあります。
こちらは体感ノーマルな熱さかな?
またシンプルな造りのこじんまりとしたものでしたが、サウナと水風呂もあります。
こちらはなんと無料!サウナ好きにはありがたい!
そして蒲田温泉さんといえば忘れてはならないのが
建物の2階にある宴会場であります。
この通りめちゃくちゃ広い!
ここで休憩するもよし、置いてある銭湯漫画や本を読むもよし。
また、お酒や飲食メニューも充実してます。
こちらは大田区名物の「汐焼きそば(650円税別)」
サクラエビやアサリの入ったさっぱり風味の焼きそばで
絶品でした。
いよいよ平成もあと一カ月ですが、
こうした昭和の香りの残る銭湯もまた、令和の時代も変わらず残って
いってほしいですね。
そして次世代の銭湯はどのように変わっていくのか?
近々平成の銭湯の変化について自分なりにまとめてみようと思います。
では本日はこの辺で!
<今回紹介した施設>
東京都大田区蒲田本町2丁目23−2
<料金>
大人 : 460円
中人 : 180円
子供 : 80円
<営業時間>
年中無休
午前10時~深夜1時
(2階大広間12時~21時)