銭湯日記①~銭湯界の【Mr.パーフェクト】ひだまりの泉萩の湯~
はじめまして都内で映像関係のディレクターをしています、ポンスケといいます。
いきなりですが僕は銭湯やサウナがめちゃくちゃ好きです!
忙しい時でも週一回はよほどのことがないかぎり行きますし
暇ならほぼ毎日のようにいきますし、ついでにお金があれば地方遠征だってします。
こんな初心者ブロガーの描くチンカスみたいなブログにわざわざ検索してたどり着くような方には説明は不要と思いますが、
最近の銭湯はとにかくめっちゃんこすごいんです!
めっちゃんこ!
それなのに自分の周りの友人や知人たちは銭湯やサウナのすばらしさを知らない
人生の50パーセントくらい損してるかわいそうな人たちがあまりにも多いので
「こいつは一肌脱ぐっきゃないねえ風呂だけに」と思い立ち、このブログを立ち上げた次第であります。
※ちなみにこのネタを思いついたときはブログ界の帝王になれるかと思ったけど
別府の市長が普通に先に使ってました。
もちろん今は有名芸能人や人気ブロガー、ライターなんかの方でも銭湯サウナ好きを公言されてる方もいますし、僕のような30過ぎて思い付きでブログを始めたようなやつが陰毛に墨汁を浸して書いたかのごとき残念な文章で
どこまでそのすばらしさを伝えられるかわかりませんが、何事も挑戦ということで、
少しでもそのすばらしさを人々に伝える助けになればと思っています。
前置きが長くなりましたが記念すべき第1回目に紹介する銭湯はこちら!
ひだまりの泉萩の湯(鶯谷)
JR鶯谷駅北口より徒歩3分という好立地に位置するこちらの銭湯、
第1回目にしていきなりあれですがこの銭湯
「現在都内最高の銭湯」といっても過言ではありません。
何がそんなにすごいのか?一つ一つ見ていきましょう
①広さが尋常じゃない
画像:萩の湯公式HPより
こちらの銭湯、街の1銭湯なのになんと9階建てのビルの
1~4Fまでのフロアを
1F玄関、2F受付&休憩所、3F男湯、4F女湯
といった具合に使い切るというアホみたいに贅沢な仕様。
もちろん浴場の広さも都内最大級で、スーパー銭湯並み。
風呂は5種類もの浴槽に、もちろんサウナもついています。
②風呂の充実度が異次元
もちろんただ広けりゃあいいってもんではありません。しかし萩の湯の何よりもすごいところはその浴場の充実っぷりにあります。
僕の考えた萩の湯黄金コースにのっとって順番に見ていきましょう。
(1)かけ湯がある
画像:萩の湯公式HPより
地味なポイントだけど、どこでもついているわけではないので…
これがあるとさっと浴びてすぐお風呂に入れるから地味にうれしいのです。
浴槽に入る前はかけ湯or体を洗うのはマナーなので皆さん忘れずに。
(2)洗い場が広い
画像:萩の湯公式HPより
公式サイトによるとカランの数は男湯37、女湯32。
昨今の少子化した小学校なら一クラス分くらい来ても余裕で対応できる広さです。
もちろんシャンプー、ボディーソープをの設置もぬかりなし!
(3)炭酸泉風呂が最高
画像:萩の湯公式HPより
そしてまず萩の湯に来たら入ってほしいのがここ!
別名『ラムネ湯』とよばれる炭酸ガスの溶けだした風呂。
これの何がいいって、プクプクあたる炭酸ガスの気泡が心地よいのと、
基本炭酸泉は熱すぎるとガスが気化しやすくなってしまうので
ぬるめの温度(ここでは37℃)に設定されているため、
熱いのが苦手な人でも長時間のんびり入っていられるんですね。
また、炭酸泉には血行を促進する効果があるため、温度が低くても湯冷めしにくく、
疲労回復の効果もあります。
それから炭酸泉自体は最近では都内の銭湯なんかだと割とよく見かけるんですが、ここの炭酸泉はとにかく広い。10人くらいは優に入る。
狭い銭湯ならこの浴槽一つで経営できるくらい広いです。
また、炭酸泉の壁にはイラストレーターの塩谷歩波さんの描いた銭湯図解なる都内各地の銭湯の内装を描いたイラストが飾ってあるのですが、これがとにかく丁寧に書かれていて見ていて飽きません。これを眺めながら「今度の休日はどこの銭湯行こうかな~」と考えるのもまた一興。長湯したい炭酸泉にぴったりなんです。
※公式サイトにこの図解は載ってなかったのでぜひ自身の目でご確認ください。
(4)露天だってあるぜ
画像:萩の湯公式HPより
はい、そして当然のようにございますよ露天風呂も。
まあ、都内の銭湯なので景色が開けているわけではありませんが、
外気は天井からしっかり入ってきますし、つくりも岩風呂で雰囲気もグー。
またこちらの湯は温泉ではないのですが、光マイクロバブル湯という何やら
世界初?の技術が導入されているらしいです。
僕の足らない頭では説明を読んでも完全には
理解できませんでしたが、
ざっくりいうと肉眼で見えないめかくちゃ細かい泡が発生していて、
それが色々健康に良いということらしいです。
まあ要するに
萩の湯の露天はすごいから何も考えずに入っとけ
ってことです。
(5)高温風呂でしっかり汗をかこう
画像:萩の湯公式HPより
さあさあ、お湯になれてきたら今度は44℃の高温風呂に入りましょう。
普段銭湯来ない人は「あチチチ火傷しちゃうなりよ~」
とか言っちゃうくらい熱いですが、都内の銭湯ではどっちかというと
これくらいの熱さが普通です。(古い銭湯だと特にそう)
しかしこれに入らないと真の意味で萩の湯の良さは体験できないので
黙って入ってください。
ちなみにここは日替わりの薬湯にもなっているので、
来るたびに違うお湯に出会えます。
女性関係の出会いはさっぱりな僕でもここにくれば毎日
色んなお湯に出会えるわけです。
素敵ですね。
(6)水風呂を制する者は銭湯を制する
画像:萩の湯公式HPより 富士のタイル絵がいい感じ
高温のお風呂であたたまった後は
いよ、待ってました!ひゃっほ~いな水風呂です!
とはいえこの水風呂というものは、普段銭湯来ないもやしっ子たちは
「ひえ!冷たいなり~、タマキンがBB弾みたいになったなりよ~」とか言ってしまうくらい冷たいです。
(萩の湯は男湯17℃、女湯19℃設定)
ですがあなた達のタマキンは最初からBB弾みたいなもの
なのでご安心を。
しかし冗談抜きに銭湯を楽しむ上でのキーマンって
この水風呂だと僕は思っています。
そもそもなぜ銭湯に行くのか?ということを考えた時に「体を洗う」「湯船につかる」だけならたいていのお家で出来るわけです、今のご時世。
ってなると銭湯でしかできないことってざっくり下記のような感じになりませんか?
「広い風呂に入る」「泉質を楽しむ」「サウナを楽しむ」「水風呂を楽しむ」
実はこの中で一番実現が難しいのって水風呂なんじゃないかと僕は勝手に思っています。なぜなら浴槽が2つ必要になりますからね。(唯一の浴槽を水風呂にするのは意味がないのでお勧めしません。サウナがあれば別ですが)
前置きが長くなりましたが、とにかく水風呂に入るのは家では難しいってことが1つ。
そして肝心のあったかい風呂に入りに来てんのに
何でクソ寒い水風呂に入らなきゃいけないんだって根本のところですが、
ずばり「銭湯で1番気持ちいい場所だから」です。
交互浴という言葉がありまして、
これは「あったかい風呂」「冷たい水風呂」に交互に入る
というだけのことなんですが、
これが最高に気持ちいい!
そして気持ちいだけでなく健康にも効果が抜群なんです。
ただし僕の文才ではその効果をちゃんと説明できる自信がないので
詳しい効果は交互浴でググればアホほど出てきますので
ご自分で調べてください。
ネットってすごいね。
また、水風呂のもう一つの利点はいくらたくさんの種類の浴槽があっても
熱い風呂やサウナににずっと入り続けるのはしんどいですが、
熱い風呂orサウナ→水風呂でリセット→休憩
→熱い風呂orサウナ
と繰り返すことでほぼ半永久的に大好きな銭湯を楽しめるという
夢のようなサイクルが完成するわけです。そしてこのサイクルの中で
今ネットでいい大人たちが馬鹿にみたいに連呼している
「整う」という現象が
起こるわけですね。この現象についても他の記事やブログで腐るほど書かれているので
割愛します。知らない人はググってください。
とにかくこの水風呂への目覚めによって、僕は20分程度だった僕の銭湯入浴時間は
1時間以上に伸びました。単純計算僕は水風呂の存在によって
3倍銭湯を楽しんでいるわけです。
とはいえ水風呂には確かに慣れも必要ですので、
最初は10秒でもいいし、水を被るだけでいいのでちょっとづつ始めてみてはいかがでしょう?最初は苦行と思うかもしれませんが、少しづつ慣れていけば
いつしかあなたは水風呂なしでは生きられない体になっていると
思います。
銭湯に一緒に行く友人とかでも中々この良さがわかってくれなくてつらいんです!
でもマジで水ぼろの良さに目覚めれば銭湯の価値観、ひいては人生の価値観が変わるくらいすごいんですってば!水風呂に入ってなかった今までの人生は何だったんだっていうね。
…あやしい宗教の勧誘みたいになってきたのでここらにしておきます。
(7)サウナも最高
画像:萩の湯公式HPより
サウナ自体は大きな特徴のあるサウナじゃありませんがここもとにかく広いです。
人気の銭湯のサウナはただでさえ混みますからね、広いって大事。
そして有料とはいえ120円という都内屈指の安さなのも魅力です。
高温風呂と水風呂の交互浴のあとは、このサウナと水風呂ででじっくり整えましょう。
画像:萩の湯公式HPより
その他にも「ジェット風呂」「電気風呂」みたいなものがあるのもありがたいです。今回の黄金コースには書きませんでしたが、こういうノーマルなものがちゃんとそろってるのって結構大事です。
③食堂も最高すぎて狂気の沙汰
長くなったといいましたが、まだ大事なポイントが残ってました。
2Fの休憩スペースにはなんと食堂がついており、おつまみから定食まで幅広くそろえています。しかも食事は基本手作り!おまけに
食堂ベースでも経営できるくらい味はちゃんとしていて旨いときたもんだ。
あまりにも付け入るスキがなくて、
なんかもう書いてて馬鹿らしくなってきました。
画像:萩の湯公式HPより
この料理のバリエーションに加え、酒もビール、ハイボール、サワー、日本酒、焼酎と居酒屋並みに揃っていて、もちろん定番の便牛乳も自販機で売ってます。最高かよ…
長くなりましたがここまでそろっている銭湯は
スーパー銭湯でもない通常の銭湯ではまずないでしょう。
およそ銭湯好きが「あったらいいな~」と思っている
すべてがそろっていると言ってもいいと思います。
あえて付け足すなら天然温泉だったら最高だけど、そこまでやると
マジで他の銭湯が商売あがったりで、
夜道で店主が消される可能性も出てくるので
これぐらいが実現可能な最高峰ってことかと思います。
どうでしょう?銭湯に行ったことない方も少しは興味がわいたでしょうか?
少しでも興味のある人が増えてくれたら幸いです。これからも気が向いたときに
都内の様々な銭湯やスパ施設について書いていこうと思います。
それではまた!
ポンスケ
<今回紹介した銭湯>
「ひだまりの泉 萩の湯」
東京都台東区根岸2丁目13−13
定休日:第3火曜日
営業時間:06:00〜09:00(最終受付08:30)
11:00〜25:00(最終受付24:30)
食事処こもれび オーダー受付時間 11:30〜22:00
入浴料金
大 人 : 460円
中 人 : 180円
小 人 : 80円
追加料金
サ ウ ナ
120円 (平日)
170円 (土日・祝日)
タオルセット : 70円