銭湯日記⑦~天然温泉でスカイツリーを望む銭湯「御谷湯 (墨田区)」
こんにちは、ポンスケです。
本日の訪問先はこちら
東京スカイツリーのお膝元、墨田区でございます。
ところで皆さんこのスカイツリー
「銭湯に入りながら見れたらな~」なんて思ったことありませんか?
ありますよね?
実はこのスカイツリーが天然温泉に入りながら見れてしまうという
夢のような銭湯があるのです!
それがこちら、御谷湯(みこくゆ)さんです
こちらは5F建てのいわゆるビル銭湯で
外から見るとこんな感じ。
5~4Fの浴場は週替わりで男女が変わります。
2Fは風呂上りに飲食するに最適なカフェ(1Fに入り口あり)
1Fは受付の番台とちょっとした休憩スペースがあります。
3Fは謎です。
ちなみにこの銭湯、駅で言うと錦糸町と領国と本所東橋の
中間地点ぐらいなんですが
微妙にアクセスは悪いです(それぞれ徒歩10数分くらい?)。
しかしそれを補って余りあるポテンシャルを持っております!
訪問したのは金曜日だったんですが、自転車いっぱいで結構混んでいました。
電車のアクセスが悪い分地元のお客さんが多い感じでしょうか。
ここはまず入ると券売機で券を買って
男性は靴のカギとロッカーのカギを番台で交換してもらうシステムなので
靴のカギをしまってしまわないようご注意を。
館内は2015年に改装してますのでとてもきれいです。
デザインは以前、渋谷の改良湯でもご紹介した
デザイナーズ銭湯界ではおなじみ今井健太郎さん
では早速中のご紹介。
まずはなんといってもスカイツリーを望む半露天風呂!
画像:御谷湯公式HPより この写真だとわからんがばっちり見えやす。
4Fは薬湯で5Fは天然の黒湯温泉になっています。
スカイツリーは4Fからでも5Fからでも見えますが
5Fの方が位置的には見やすいです。(4Fだと立たないとちゃんと見えない)
ちなみにスカイツリーが浴場から見れる銭湯はこの御谷湯の他は、
同じく墨田区の「大黒湯」と浅草にあるスーパー銭湯「浅草ROX まつりゆ」と
わずか3件のみ!
あんなに大きいのに意外と少ないんですね~
そして内湯も大変充実しています。
画像:御谷湯公式HPより 4Fの内湯。木と黒タイル、ゴールドな天井の
調和が素晴らしい
内湯は高温温泉、中温温泉、低温温泉と3か所に分かれており
高温は45度くらいの江戸っ子仕様、中温は40前後のほどほど。
低温温泉は25℃くらいの実質水風呂。
普通に温泉を楽しむなら中温、交互浴を楽しむなら高→低の繰り返しと
気分によって楽しみ方を選べるのがうれしいです。
すべてかけ流しなのもうれしいポイント。
また、浴室内にベンチのある外気浴スペースもあるので
交互浴派の人はこちらで整えると良いでしょう。
ここら辺の気が利いてる設計はさすがです。
またもう一つ是非とも体験していただきたいのが、
不感温温泉という耳慣れない温泉。
この温泉は35~36℃、つまり人肌くらいの激ぬるま湯。
しかしこの熱くも冷たくもない温度感がなんとも心地よく
永遠に入っていられると感じさせてくれます。
また、この温泉は心臓に負担がかからないので
高齢者や心臓の弱い人でも安心して楽しめるという利点もあります。
但しこの不感温温泉は4F限定なので注意を!
内湯には温泉以外にも、ボタン一つでお湯が天井から落ちてくる「撃たせ湯」
白湯の「座湯」「マッサージ湯」などなど、サウナこそないものの
とにかく充実度が高いです。
福祉型家族風呂もついています。(値段90分貸し切り 1人1500円)
ちなみにこれは銭湯では都内初の試みだそうです。
スカイツリーが見えたり、デザインがおしゃれだったりという部分はもちろん
ビル銭湯でありながら階段を使わずに済むように考えられた動線、
心臓に負担の少ない不感温温泉や、段差の少ない浴場、そして福祉型の風呂など、
どんな人でも分け隔てなく万人が楽しめるようにしたいという
気持ちの感じられる素晴らしい銭湯でした。
<今回紹介した施設>
御谷湯
墨田区石原3−30−8
入浴料金 大 人 460円
営業時間 15:30−26:00
定休日 月曜(祝日の場合は翌日休み)